心理・思考トレーニング　今日の1問(No.16)

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💞【比べる心×自分のペース】
「遅い私」って、悪いことですか？

ケロ坊

最近さ、友達がどんどん資格とったり、転職成功したりしてて…。なんか、自分だけ取り残されてる気がしてさ…。つい、焦っちゃうんだよね…。

ウサ子姐さん

わかるわ～！努力してきたのに結果が出なかったときの気持ちって、すごくしんどいのよね。人と比べてしまう気持ち、わたしにも覚えがあるわ。

フクロっち先生

“誰かのスピード”で生きると、“自分のリズム”を見失ってしまうのじゃな。今日は“自分のペース”について、考えてみようかのう。

【問題】あなたはずっと勉強を続けていた資格試験に不合格。一方、同じ時期に始めた友人はすでに合格し、仕事にも活かして輝いている。「自分の努力は意味があったのか」と自信をなくし、“もう諦めた方がいいのでは…”と悩んでいる。

さて、あなたならどうする？

A. 合格するために、原因を整理してもう一度挑戦する

B. いったん休み、気持ちと生活リズムを整えてから再開する

C. 別の形で学びを活かせないか探し、新しい方向へ進む

ウサ子姐さん：「わたしはAね。もう一度挑戦したいかな。失敗はツライけど、“次に活かせる材料”がきっとあるはず。あとから振り返ると、案外その時の悔しさが力になると思うの。」

ケロ坊：「ぼくはBだね。焦っているときに続けても、空回りしちゃうことあるよね。いったん立ち止まって、“戻りたい”と思ったら戻ればいい。“自分は何のためにやってるのか”って見つめ直すのも大事だと思うんだ。」

フクロっち先生：「人生の道はひとつじゃない。“合格して活かす”以外にも、得た知識を役立てられる場は必ずあると思う。方向転換は逃げではなく、“選択”じゃよ。」

人はどうしても、“自分と他人”を比べてしまう。大事なのは、他人の速度ではなく、自分の歩幅で選ぶことじゃな。

Aは“再挑戦型”

目標を明確にし、粘り強く続ける力が強いタイプ。達成できた時の喜びが大きく、自己効力感が高まりやすい。ただし、頑固さが裏目に出ると、視野が狭くなることも。時々、学び方や環境を見直すとよい。

Bは“リセット型”

一度立ち止まり、心と体のコンディションを整えてから動くタイプ。燃え尽き防止・長期戦に強く、復帰すると集中力が高い。ただし、戻るきっかけを失うと、そのままフェードアウトする場合も。期限を決めて“休む計画”を立てるとよい。

Cは“方向転換型”

環境変化や自分の状態を受け入れ、柔軟に進路を変えられる。視野が広く、経験が無駄になりにくい。ただし、迷いやすい面があるので、自分の軸を確認するとよい。

比較は自然な感情、でも、比べる相手は“過去の自分”でいい。成長には時間差がある。花が咲く時期もそれぞれじゃからのう。

あなたならどうしますか？

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📚プチ雑学

「Comparison Trap（比較の罠）」を知っていますか？これは、他者と自分を常に比較し続けることで、自己肯定感が低下したり、嫉妬や不安を感じたりする心理的状態のこと。人は無意識に、周りと自分を比べます。比べれば比べるほど、自尊心は低下し、行動量も減る。比較対象を“過去の自分”に変えると、心は回復し、モチベーションが戻ります。

📝まとめの一言

ウサ子姐さん：「比べてしまう気持ちはあるけれど、それは真剣に向き合ってきた証。遅くてもいい。踏み出したことで、もう進んでいると思うの。」

ケロ坊：「進むスピードじゃなくて、“自分のペース”が大事。迷ったら、立ち止まっていい。そして、また戻ってきてもいいんだよね。」

フクロっち先生：「人生の歩幅は、人それぞれ。心が落ち着かない時は、ちょっと環境や習慣を整えてみるのも効果的。自分で決める歩幅こそ価値があるのじゃよ。」

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